２０１０年５月５日
岩国駅からシャトルバスを利用しました。ひっきりなしに運行されており、しかも、片道１６０円。バス、タクシーだけしか通行できないレーンも設定され、警察官がちゃんと見張っているので、とてもスムーズです。サポートがしっかりしていると感じます。自衛隊の航空祭では、地域の皆様になるべくご迷惑をおかけしないようにとの配慮があるのだろうと思うことが多いのですが、印象が違います。
駅からかなりの距離を歩いておられる方も多数いらっしゃいます。私も昨年は徒歩で往復し、とても疲れました。
午前中、薄日は差しているものの、黄砂のためかひどい霞がかかっており、条件は良くありませんでした。時間と共に雲が厚くなってくるあいにくの天気でした。
展示飛行が公表されていた予定とは異なっており、次は何があるのだろう状態でした。午前中は逆光で霞の中ですから、残念な写真がほとんどで終わりました。午後何が飛ぶのかわからないまま、お昼休み、地上展示機を見て回っていると、なんとU2が飛んでくるとのことです。滑走路のほうに戻り始めましたが、途中であと数分のところまで来ているとアナウンス。大急ぎで望遠レンズに交換して、何とか撮影しました。
やはり、自衛隊の航空祭とは一味違う迫力です。写真を撮ってくださいとかなりの低空を飛んでくれたり、マッハ1近いスピードであっという間に飛び去ったり。また来年も行こうという気になります。今年は出遅れてしまい、気付いた時には観覧席の入場券が売り切れていました。有料席が設定されて、確か今年で3年目でしょうか。すっかり周知されて、みなさん早めに手配されているのでしょう。
U2
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超低空飛行。500mmでこのアップ。トリミングしていません。
写真撮影用に飛んできますと事前にアナウンスがありました。よくあるように、機体上面を観客に向けて滑走路上を飛行するのだろうと思っていたところ、ものすごい低空飛行でしかも近いところを向かってきます。ものすごい勢いでアッという間に目の前を飛び去っていきました。あまりにも早く驚く暇もありませんでした。周りの人たちからも飛んでいってしまった後、「今の見た、見た、すごかったね」などと歓声が上がりました。一瞬のことで意識してシャッターをきった記憶がなく、この１枚は反射的に写した感があります。距離は数十メートルでしょうか。写っている範囲の機体の長さと500mmの画角から計算できますが、三角関数つき電卓が手元にないので、ということにしておきます。
マッハ１近い高速で通過（トリミング）
超低空飛行で早かったのは角速度ですが、こちらは本物のハイスピードでした。主翼出っ張りの後ろにヴェイパーが出ています。直線飛行しているにもかかわらず、あまりにも早いので強い渦が発生しているのでしょう。あまりにも早くて正確に追いきれず、この後取った写真では機体の一部が切れてしまいました。この写真は不本意ながら2/3程度にトリミングしています。