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福岡市コロナウイルス感染確認数の推移(7月) - 8月2日現在 -

2020年8月の状況

 福岡市がホームページで公開しているコロナウイルス感染者の関する情報を、いくつかの視点から集計しました。市の情報は、後日追加、修正されることがあります。可能な限りこれらの変更を反映させていますが、漏れている可能性も否定できません。正確な情報は市のホームページを参照してください。

区ごとの感染確認数

 7月初めは中央区、博多区を中心に感染者が確認されています。月の中ごろからこの2つの区での感染確認者が伸びていきます。それにつれて、南区や東区でも増加傾向が続きます。月末には城南区、早良区、西区が少なめではあるものの、市中全域に広がりが感じられます。感染の中心が博多区、中央区であることは変わらず、特に30日、31日には急増しました。


7/1 7/2 7/3 7/4 7/5 7/6 7/7 7/8 7/9 7/10 7/11 7/12 7/13 7/14 7/15 7/16 7/17
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 1 0 0 0 1
博多 1 0 1 1 1 0 0 3 2 1 0 1 0 0 3 6 5
中央 0 0 1 1 4 0 3 0 0 0 0 0 0 2 2 5 4
0 0 0 0 1 0 1 1 0 0 0 1 0 1 2 0 2
城南 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
早良 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 1 0 0 0 0 1 1
西 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1
合計 1 0 2 3 6 0 5 4 2 1 2 2 1 3 7 12 14
7/18 7/19 7/20 7/21 7/22 7/23 7/24 7/25 7/26 7/27 7/28 7/29 7/30 7/31 合計
1 3 1 4 6 4 4 8 8 6 1 7 14 8 78
博多 9 7 4 13 9 11 2 5 14 6 4 13 18 31 171
中央 2 3 3 8 14 10 5 6 8 0 5 18 10 21 135
2 9 4 5 6 12 7 6 13 3 3 10 7 12 108
城南 0 0 0 0 2 1 3 1 3 0 0 10 2 12 34
早良 2 0 1 0 0 2 5 3 7 3 3 3 10 4 47
西 0 2 11 3 1 2 3 2 1 0 0 7 4 9 47
合計 16 24 24 33 38 42 29 31 54 18 16 68 65 97 620

 ※ 福岡市が公表している感染確認者には福岡市外居住者が含まれていますが、上の表には含まれていません。

年齢別感染確認数

 30代から50代の方から感染が始まり、次第に20代へと感染が広まりました。中旬以降20代が急激に増加しており、月末には新規感染確認者の50%以上を占めています。あまり警戒感を持たず行動しているのではないかと想像されます。高齢者への感染も増加傾向が見えはじめました。

7/1-8 7/9-16 7/17-24 7/25-31
1歳未満 0 0 2 0
10歳未満 0 0 3 8
10代 0 2 14 23
20代 2 10 93 214
30代 4 13 51 60
40代 6 4 34 33
50代 6 5 15 26
60代 2 1 6 15
70代 1 1 8 8
80代 1 0 13 3
90歳以上 0 0 2 4

職業別感染確認数

 福岡市は高校生以下低年齢層のすべてと、施設に入所されていると思われる高齢者などの職業蘭が未記載になっています。したがって、職業別の集計結果を見る場合には、この点に留意する必要がありますこのページの最後に職業ー年齢別感染者数を示しておりますので、ご参照ください。
 7月初旬は会社員、自営業、飲食店従業員の方が多く、いわゆる夜の街で感染が始まったことが現れています。この3つの職種は月を通して、おおむね増加傾向が続きます。加えて、中旬以降、学生と無職の増加が目立ちます。さらに特筆すべきこととして、若い世代が急増するのに呼応して、職業が市のホームページで公開されていない感染者が急増します。10代以下の学童と思われる感染確認者の職業は空になっているのでその影響も多少はありますが、20代に未記載が目立ちます。保健所の調査に応じない感染者が少なからずおられるとの話を聞きますが、この世代にこうした人が多いのでしょう。下旬には職業未記載の割合が最も多くなっています。もしこれが協力的でない人たちだとすると、感染拡大防止対策が適切に実施できているのか、心配になります。感染者が急増しているので、保健所の手が回らなくなっている可能性もあります。いずれにしても心配です。

7/1-8 7/9-16 7/17-24 7/25-31
無職 2 4 33 39
学生 0 1 22 42
会社員 12 6 46 107
会社役員 0 0 4 2
団体職員 0 0 0 9
経営者 0 1 12 6
自営業 3 4 13 9
飲食店従業員 4 15 42 34
介護職員 0 1 2 2
医療従事者 0 3 0 13
保育士・職員 0 0 0 11
市議会議員 0 0 0 1
公務員 0 0 1 5
教職員 0 0 0 1
未記載 1 1 66 115

感染経路別感染確認数

 感染確認された人がそれ以前に感染が確認されている人との間に接触がある場合には、両者の間の関係が下表のようにいくつかに分類されて記載されています。下表の家族は、実際には、夫、妻、子、祖父など、より詳細に分類されているのをまとめたものです。医療関係者は、医師、看護師をまとめたものです
 中旬から飲食店関係での感染が多くなり、下旬には家族間での感染が増えてきました。若者から高齢者への感染が増えていくのではないかと心配です。感染経路不明も非常に多くなりました。

7/1-8 7/9-16 7/17-24 7/25-31
同僚 0 3 31 11
勤務先の従業員 0 1 2 0
勤務先の客 0 0 21 5
勤務先の利用者 0 0 12 0
勤務先の入所者 0 0 3 1
患者 0 1 0 0
家族 1 1 10 25
同居人 0 0 2 3
接触者 12 10 59 58
不明 9 20 101 293

職業ー年齢別感染確認数

 もっとも感染確認者が多いのは20代の会社員です。次いで同じく20代の飲食店従業員、学生と続きます。20代無職が多いことにも驚かされます。

1歳未満 10歳未満 10代 20代 30代 40代 50代 60代 70代 80代 90歳以上
無職 0 0 1 27 14 5 2 8 7 13 1
学生 0 0 21 43 0 1 0 0 0 0 0
会社員 0 0 4 81 36 20 20 9 1 0 0
会社役員 0 0 0 1 2 0 2 1 0 0 0
団体職員 0 0 0 4 3 2 0 0 0 0 0
経営者 0 0 0 1 2 11 4 1 0 0 0
自営業 0 0 0 8 6 10 4 1 0 0 0
飲食店従業員 0 0 1 49 29 6 8 2 0 0 0
介護職員 0 0 0 4 0 1 0 0 0 0 0
医療従事者 0 0 0 10 1 2 2 0 0 1 0
保育士・職員 0 0 0 4 1 3 3 0 0 0 0
市議会議員 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0
公務員 0 0 0 4 1 0 0 1 0 0 0
教職員 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0
未記載 2 11 12 82 33 14 7 1 10 3 5